温麺(うーめん)の条例がある街、しろいし
約400年の伝統を誇る白石の名産品「白石温麺(しろいしうーめん)」。
宮城県白石市には市民のソウルフードである長さ9センチの麺に関する条例が存在する。
そして、その条例の最後にはこう書いてある。
「白石温麺の日は、毎月7日とする。」
そう、毎月7日は、白石温麺に何かが起きる日なのだ。
毎月7日に何が起こっているのか調査開始!
五感すべてで江戸時代を感じよう
つりがね印白石温麺でお馴染みの「きちみ製麺」直営店「味見処 光庵(ひかりあん)」
茅葺屋根の古民家はなんと江戸時代に造られたもの。その後、吉見家によって大切に保存されてきたが、昔ながらの製法で仕上げた手延べ温麺の美味しさを再発見してほしいと2014年に開店。
囲炉裏のあるテーブル席に座ると落ち着いた雰囲気に癒される。建物の歴史も古いが、温麺も400年続く伝統手延べ製法で丹精込めて作られた逸品である。
そう、五感すべてで江戸時代を感じることができるのだ。
やさしい味で疲労回復
今回ご紹介するのは「とろ玉うーめん」。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期にオススメしたい。
半熟卵と疲労回復にも良く胃にやさしいとろろをトッピングした食べやすいひと品。小鉢には白石温麺の製造過程でできたふし麺をサラダに。
温と冷が選べて700円(税込)
温麺の日特典!つりがね風鈴プレゼント
さて本題。毎月7日の温麺の日に光庵で何が起こっているのか。
チリーン、チリーンと透明感のある音色が心地よい釣鐘の形をした「風鈴」。
この「風鈴」を夏季の温麺の日(6月7日、7月7日、8月7日)にお食事をすると先着10組様にプレゼント!
南部鉄器の透き通るような音色は、これからの季節にピッタリ。
風鈴の形は、白石城主片倉家の旗印「黒つりがね」。片倉家に家臣として代々仕えた証に商標として旗印を掲げることを許された吉見家。現在も「つりがね印」は、きちみ製麺の商標となっている。
風鈴の短冊には「よい名を天下に鳴りひびかせよ 姉 喜多」とある。
伊達政宗公の乳母で片倉小十郎景綱公の姉である喜多が弟に「よい名を天下に鳴りひびかせよ」という願いを込めて「黒つりがね」の旗印を贈ったという。「白石温麺の美味しさが天下に鳴りひびくように」との想いで、きちみ製麺では商標としている。
温麺の日限定、1会計につき1個、先着10個。手延べ温麺を食べて歴史が香るプレゼントをもらおう!
店名 | 味見処 光庵 |
電話番号 | 0224-26-2565 |
住所 | 白石市本町46 |
営業時間 | 11:00~14:30(ラストオーダー14:15) |